看護師のブランクを面接でどう伝えるか

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看護師のブランクを面接で不利にならないように伝えるには？

看護師がブランクを面接で不利にならないように、有利に伝えるにはどうしたら良いのでしょう。

実際に看護師として働く中でも、ブランクが短い方が働きやすく、面接で質問される内容を考えても、採用に不利になるような質問は少ないのかもしれません。

しかし、私個人の意見としては、看護師としてのブランクを面接でごまかしたところで、自分自身に有利になるとは思えません。なぜそう思うのか、実体験を交えてお話したいと思います。

看護師のブランクを面接でごまかすのは、信頼関係を築く上では厳禁

看護師がブランクを抱えて面接を受ける際、仮に、ブランクに関する情報をごまかしたとして、経歴をわざわざ細かく調べたりはしないでしょう。

しかし、面接に合格し、採用になってからのことを想像してみてください。

あなたは、ごまかした経験値の状態の看護師として勤務することになるのです。そんなことが可能ですか？

おそらく、一緒に働く看護師達には、すぐにブランクのごまかしに気づかれるでしょう。

そして、面接で嘘をついたことが知れた瞬間、あなたへの信頼は一気に失われます。

過去に一緒に働いた看護師の中に、自身のブランクと経験年数をごまかして面接を受け、就職してきた看護師がいました。

私たちは、上司からの情報に応じて、できそうな仕事を判断し、任せるのか、一緒に行うのかを考えます。

その看護師は、面接でブランクを短く、経験年数を長く偽っていたので、「これ、お願いします」と軽く依頼した仕事が理解できなかったり、行えなかったりといったことが続き、結局は、ブランクと経験年数を偽っていたことが発覚したのです。

解雇にまではなりませんでしたが、もちろん心から信頼できないので、その看護師に重要な仕事を任せることはできなくなりました。

看護師のブランクを面接で話す・・・本当の自分を知ってもらうことの大切さ

看護師のブランクを面接時に正直に話すのは、大事です。ということで今度は、私自身の話をしたいと思います。

私は助産学校を卒業したあと、体調を崩してしまったため、学生の時に10例の分娩介助を経験したのちに、3年のブランクが空いてしまいました。

当然、自分ひとりで分娩介助をしたことはありませんし、3年もブランクがあれば、大部分の知識は失われ、分娩介助技術にいたっては、ゼロに等しいものだったのではないかと思います。

それでも、どうしても助産師という仕事をしたくて、思い切って面接を受けました。

面接では、すべての事実をはっきりと話すと決めていました。

ブランクも経験も、すべて知ったうえで採用していただくことが、自分自身を守ることにもつながると思ったからです。

当時、助産師が足りなかったという現実もあり、すべての状況を知った上で採用していただくことができました。

諦めていたので本当に嬉しく、また、こんなブランクがある私を採用してもらったのだから、一生懸命頑張ろうという思いにもなりました。

面接後、勤務形態や分娩介助のサポートについて細かく相談にのってもらうこともでき、今では無事にブランクを克服し、一人で分娩介助を行うことができるようになりました。

もちろん、すべての職場が、運良く採用してくださるわけではないと思います。私自身も、無理だと思いながら面接に臨みました。

しかし、おそらく、面接ですべてを話して採用していただける場所でしか、私自身は働けないと思いました。

ブランクがあるということは、少なからず他の看護師達にサポートをしていただかなければ働けないですし、サポートを得るためにはブランクに対する理解も得る必要があるからです。

看護師のブランクは面接で話して良い！自分自身に正直になりましょう

看護師でブランクが明けて面接に臨む人の中には、ブランクが出来る以前に働けていたことのプライドのようなものが存在するのだと思います。

しかし、発生してしまったブランクは消すことのできない現実で、その間に医療はどんどん変化し、若くて動ける看護師がどんどん増えているのです。

まずは自分自身に正直になって良いと思います。

自分は以前どのような働き方をしていて、どんな仕事ができていたのか。

ブランクはどの程度で、その間は何をしていたのか。そして、今はどんな気持ちでいるのか。

ブランクも経験もすべてを受け止め、採用してくださった職場こそ、今のあなたを必要としている職場なのだと思います。

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