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看護師のブランクは求人の範囲を狭めるの?
看護師がブランク有で求人を探して再就職を考える際に、多くの人が考えるのが、ブランクがあっても大丈夫な求人はあるのか、という点だと思います。
当然ですが、医療現場での看護師の基礎知識は日々変化があり、自分自身も年齢を重ねて体力が落ちていることも考えられます。
しかし、看護師求人情報サイトを眺めていると、『ブランク可』という文字を目にする機会が多いのも事実です。
では、どのような職場で、ブランク可という看護師の求人を出しているのでしょうか?
看護師のブランク可な求人その①高齢者のデイサービス
看護師のブランク可な求人といえば、一番多く目にするのは高齢者のデイサービスの看護師 求人です。
どこの地域でも必ずと言ってよいほど、看護師の求人情報が出ているようです。
また、これらの看護師の求人情報の多くに『ブランク可』という言葉が表記されています。
他のページでもお話しましたが、ブランクのある看護師にお勧めな高齢者のデイザービスを行っている施設のほとんどに、医師は常駐していません。
なぜなら、治療を行うことを目的とした施設ではないからです。
ということは、治療を必要としている方が訪れる場所ではなく、医療行為も行う機会は少ないといえるのです。
看護師としての主な仕事は、ご利用者の体調チェックがほとんどで、ご利用者の方達と、楽しい時間を過ごすことも仕事の一つではないかと思います。
また、デイサービスの求人なので夜勤がないのもブランクがある看護師には働きやすい理由の一つではないかと思います。
ブランクがあることに不安を抱えている看護師にとって、復帰への第一歩として、最適な就職先の一つと言えるかもしれません。
看護師のブランク可な求人その②人員不足
看護師のブランクが問題にならない求人として、極度の人員不足に悩む求人募集があります。
看護の現場は常に人員不足な状態で、求人も常にあります。
それは昔も今も変わりなく、看護師というのは再就職をしようと考えた時にはとても有利な職業でもあります。
しかし、ブランクOKな看護師の求人の中には、どうしても人手が足らないとか、急な退職、産休、育休が重なってしまったために、どんな経験値でもいい、ブランクがあってもいいから人手が欲しい!
そんな看護師の求人も、中には存在します。これは、とても見極めが必要な求人です。
実際、以前私自身が働いていた職場は、それに近いものがありました。
私自身は、ブランクも3年ほどの看護師でしたし、過去に経験していた診療科も同じだったので、すぐに仕事に慣れることができました。
しかし、すぐに慣れることができたが故に、人手が足りずに困っていた職場では、すぐに即戦力として働くことになり、自分より長く職場にいる看護師相手でさえ、指示を出さなければならないとか、自分の方が受け持ち患者が多くなるという状況が、多く発生しました。
逆に、同じ時期に就職した看護師は、ブランクが10年ほどあるという状況で、初めての診療科であったため、人手が足りない状態での勤務の流れについていけず、数日間、職場でひたすら教科書で勉強するだけ、という勤務を行っていたことがありました。
私の母親と同じ年齢という状態にあったにも関わらず、私と同じ回数の夜勤も行わざるを得ない状況でした。
他にも、ブランクがあるがゆえに、ブランクOKの求人に応募、就職し、ついていくことができずに辞めていった看護師も多くいました。
看護師のブランク可の求人は、2つの意味をもつ?
看護師のブランク可の求人には、2通りの意味が存在することがここまでのお話でおわかりいただけましたか?
ブランクに入る前に、バリバリと働いていたような看護師や、ブランクが短い方などは、たとえ人手が足りない職場の求人に応募して再就職したとしても、次第に慣れていくことができるでしょう。
しかし、そうではない場合は、看護師の求人情報を見る際に、注意が必要です。
せっかくブランク明けに再就職を決意しても、看護師として続かなければもったいないですよね。
今のみなさん自身の体力や精神力、自分の今までの経験値と向き合い、自分にとって最適な求人を見つけられることを願っています。
執筆者情報
看護師のブランク 編集部
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