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看護師でブランクが1年ある皆さんへ。
看護師のブランクは、1年あっただけでも不安要素になってしまうものですよね。
医療現場から離れ、再び現場に戻りたいと考えたとき、どうしても気になってしまうのは、自分のブランクのこと。
私自身も、一時期体調を崩して、医療現場を離れた時期がありました。
看護師にとって、1年のブランクとはどういうものか、私自身の体験をもとに、お話したいと思います。
目次 [目次を隠す]
看護師のブランク 1年。あなたの現場経験はどのくらいありましたか？
看護師のブランクが1年ある、という状況はとても多いと思います。
私は、産婦人科で2年、その後助産学校に1年通い、再び産婦人科へ就職しましたが、3か月ほどたったころに体調を崩し、休職することになりました。
その後約1年休養し、1年間のブランクの後に保育園看護師として仕事を始めることになります。
保育園での看護業務は、病棟看護とは全く別のものでしたし、保育補助がメインの仕事であったため、医療行為を行う場面はもちろんありません。
そのため、1年のブランクのことを感じる場面はほとんどなかったように思います。
ある日、買い物に出かけた先で、男性が倒れるという場面に出くわします。
私は産婦人科での勤務しか経験がなく、心肺停止等の救急措置を行った経験はなく、学校や新人研修で習った程度の知識しかなかったので、正直「とんでもない場面に遭遇してしまった…」と、出ていくのもためらいました。
しかし、次の瞬間、現場を目の当たりにした私は、持っていた買い物かごを放り投げて、救急措置を行いました。
救急隊に申し送りを終えたとき、私はガクガクと震えていましたが、身体は自然に覚えているものだとかんじました。
その出来事から、私は、1年のブランクであれば、現場から離れる前の看護師としての経験値はそのまま身体が覚えているのだと思いました。
1年のブランクで、看護師の常識がすべて変わってしまうようなことはありません。
私の場合はある日突然遭遇した緊急な現場でしたが、不思議と身体が動きました。
1年のブランクがあって再就職する予定があるならば、基礎看護の部分を少し復習しておくと、よりスムーズに動けると思います。
しかし、ブランク以前の経験が数か月しかない看護師さんの場合は別です。
数か月では、看護師として自立して働いていたとは言えない状況ではなかったでしょうか？
そのような場合には、看護師として、ゼロから育ててもらうつもりで再就職を考える方がよいと思います。
つまり、即戦力を求めているような現場への再就職は向いていないと思われます。
あなたのブランク以前の現場経験はどのようなものでしたか？
再就職を考える際には、1年前の自分の知識、技術を思い返してみてはどうでしょう。
看護師でブランクが1年あった先輩はいっぱいいます
看護師にブランクが1年発生する１番の原因、それは、妊娠・出産・育児休暇という休養期間のための時間ではないでしょうか。
女性が多い職場なので、同様な理由で休んでいた先輩看護師たちが、職場には大勢います。
1年のブランクによって、現場での知識・技術に影響が少ないであろうことは、すでにお話しました。
しかし、1年の育児休暇ののちに看護師が仕事復帰した場合、１つだけ大きく変わっていることがあります。
育てるべきこどもがいるという状況になったということです。
子育てをしながら、看護師として働いていけるのか、こどもが熱をだしたらどうしよう…
そのような悩みを抱える場合が多いのではないでしょうか。
困ったとき、不安なときは、ぜひ、周りに大勢いる先輩ママ看護師に相談してください。
自分自身の体験談をお話してくれると思います。
また、看護師の育児に理解のある職場を選ぶことも大切です。
女性の働く職場であるにも関わらず、育児に理解のある職場は多くないのが現状だと思います。
周囲のサポートがなくては、看護師自身も苦しい状況に置かれることになります。
1年のブランクからの再就職を考える際には、周囲のサポートに見合った理解を得られる職場であるかどうかが大切になると思います。
看護師のブランクは、1年くらいならなんとかなる！という気持ちも大切
看護師でブランクを1年経験した看護師は、大勢います。
また、自分が考えているほど、1年というブランクは大きなものではないと思います。
自分自身が「なんとかなる！」と思えるかどうか、が大きな分かれ道です。
慣れるまでブランクへの不安は消えないかもしれませんが、1年前の自分を取り戻すまで、そう長くはかかりません。
自分自身の不安な気持ちに負けず、再就職を目指してほしいと思います。
看護師のブランクは1年くらいなら、なんとかなるものです。
執筆者情報
看護師のブランク 編集部
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